四川まみれの覚え書き

アクセスカウンタ

zoom RSS 春節休みのおっさん二人旅・その4〜広州編後半〜。

<<   作成日時 : 2013/03/19 00:31   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4

さて、広州二日目。広州市街から地下鉄に乗って、南側にある番禺区へ行きました。

番禺という地名は広州の古い名前なんですが、最初にネットで地図を見てるときに「まだこんな地名使ってるのか!しかも番禺博物館なんてのも!」みたいな驚きがあったので、勢いで行くことに決定。だって『史記』とかに載ってる地名ですよ。番禺なんつったらもう、蛮族のはびこる異境、みたいな偏見があったので、心をときめかさざるを得ませんやね。

で、行ってみたら、普通に都会でした。「アレ、蛮の人たちはドコ?」みたいなボケナス面をしたりしなかったり。

とりあえず、何が展示されてるのかもよく分からない番禺博物館へ。どんなイカレたものが展示してあるやら・・・と心の片隅で期待してはいましたが、特にときめくものはなかったです。

画像
けっこう大きい。

画像
はるばるやってきたぜ!

『史記』にも載ってるくらいだから、かなり古い歴史を持ってるのですが、古代関係は旧・新石器時代の出土物がメインでした。土器や石器などなど。漢代のものでは、小さい俑(平たく言うと泥人形)や農家と田んぼを模した模型などなど。ぼくは焼き物にはあまり興味がないので(青銅器もネ!)、テンションはローのまま。ここは絶対行こうって言いだしたのはぼくなんですけどね。

画像
現代に復元された番禺原人。超ダンディー。オールバックのチョイ悪原人。

そんな感じでサクッと見てきました。帰りは地下鉄の駅までバスに乗ったのですが、博物館のバス停の英語が「museun」と惜しかったのが心に残りました。

地下鉄の駅周辺で昼食をとったあと、また広州の中心に戻って各自買い物。ぼくは広州なら成都より山道具の店が充実してるだろう、と思っていくつか当たったのですが、春節のためほとんど休業中。かろうじて開いてたところもクライミングギアなんてちっとも置いてなくてがっかりしました。まあ旅行できたついでだったし、アチコチ探す気にもならなかったので、適当なところで切り上げてホテルに戻りました。お土産を買いに行ってた小林氏も、まもなく帰宅じゃなくて帰ホテル。


晩御飯は、小林氏が見つけてきたグルメ街にて。北京路にある恵福東路という通りなのですが、レストランや食堂だけでなく喫茶店・デザートやおやつの店など、充実したラインナップ。一通り眺めて、一番惹かれたのがワンタンの店。
画像
なんの変哲もない食堂ですが、いい匂いさせてんだわ、これが。

画像
外にあった看板。はじめ、「二人のおばちゃんが真ん中のババアに無理やりワンタンメンを食わせてる図」と理解していたのですが、よく見ると「なんかエライ人が二人のおばちゃんに見守られながらワンタンメンを食ってる図」でした。ババアじゃなくてジジイだし。

画像
注文したのはでかいワンタンが5個ゴロリと入ったワンタンメン。これが超うまかった。訳が分からないくらいうまかった。魚介系のダシを使ってるみたいで、スープの味が日本人の口に合うのですね。ワンタンも具がみっちり詰まっててうまいし、言うことなし。安いし。

ここはうまかったので、最後の日の晩飯もここでした。本気で「広州、住んでもいいかも」って思うくらいうまかったです。


ちなみに北京路の近くには、前の日に行った南越王博物館とは別に南越王宮博物館というのもあり、行ってみたかったのですが、こちらは工事中のため休館。残念。
画像



さて、翌日は少し遠出して、となりの東莞市の虎門にある海戦博物館に行きました。
画像
広州駅前の省バスセンターから虎門まで1時間半。バスがでかくてシートも座りやすくて超快適でした。ほんとにここ中国なのかな、っていうくらい快適バスの旅でした。

最初は「鴉片(アヘン)戦争博物館」というのに行くつもりだったのですが、ネットの地図上にはそれとほかに「海戦博物館」というのが近くにあって、名前からしてどっちも似たようなもんだろうし、鴉片戦争って書いてる方に行けば間違いあるまい、と思ってたんですが、とんでもないワナが待ち受けてました。

で、虎門のバスセンターに着いて地図を買い、そこらへんの人に「鴉片戦争博物館行きのバスはどれ?」って聞いてみるも、「そんなバスはない。でも海戦博物館行きはある」なんて言うのです。このときはまだ奴らのワナに気づかず、「いやいや、我々は鴉片戦争のほうに行きたいのだ」とか言ってると、「じゃあ外出てタクシー拾え」と。

仕方なく表の通りでタクシーを捕まえ、地図を見せながら「鴉片戦争博物館に行きたいアル」って頼んだわけです。

で、タクシーのおっさんが向かってるのが海戦博物館の方だということに、しばらくして気づいたぼくは、また地図を見せながら「アナタ間違ってるヨ!ワタシら鴉片戦争博物館に行きたいアルよ!」と注意したわけですが、おっさんは「コッチであってるヨ」と聞かないのです。おっさんは「その鴉片戦争博物館ってのは海戦博物館のことだ」と言いつつ、未だ混乱状態にある我々を海戦博物館の前で放り出してくれました。


で、仕方なく海戦博物館の入口のチケット売り場を見てみたら、小さく鴉片戦争博物館って書いてある。でもここは海戦博物館なのです。

でもまあとりあえずお腹すいたし、なんか食おうと。
画像
ここ、もう海辺なのね。ビーチです。天気もいいし、ぼくらは半袖一枚で食い物を探しに海辺をぶらぶら。

画像
そして海の家発見。焼きそばを食べました。普通でした。


で、いよいよ中へ。

画像
でかい。

画像


画像
中に入って気づいたのですが、やっぱりここが鴉片戦争博物館のメインらしい、ということでした。ネットの地図上に出ていた「鴉片戦争博物館」というのがどういうものかは知りませんが、林則徐記念館というのもあるし、このへんのアヘン戦争関係の博物館や記念館・砲台跡をひっくるめて「鴉片戦争博物館」と呼んでるのではないか、と思います。なので、アヘン戦争の遺物や遺跡を見たけりゃ、まず海戦博物館へ行きましょう、ということです。

画像
展示されてるのは船のでかい模型とか大砲とか旗とか当時の文書とか辮髪のおっちゃんたちの肖像画とかイギリス海軍のおっちゃんたちの肖像画とかジオラマとか。十把一絡げで説明してみました。


中を見終わったあとは、外の海辺の小高い丘の上にある砲台あとへ。
画像

画像
丘の上に点々と清朝末期の砲台跡が残っています。

丘のすぐ下のビーチ沿いにも、砲台が残っています。
画像

画像

画像

画像
作られてから180年くらいになるんですかね。まだ近代化が始まる前の清朝vs当時世界最強のイギリス海軍の戦闘がここで行われたわけであります。かつては辮髪のおっちゃんたちが必死で駆け回ったであろう場所を、現代のなんだかわけのわからないアホ面のおっちゃん二人がダラダラ歩くのは微妙に申し訳ない気もしますが、それは別にいいのです。歴史は歴史ですから。


帰りは路線バスに乗ってまた虎門のバスセンターへ。ここから広州市街へダイレクトに帰らずに昨日と同じ番禺へ。こっちのほうが近いしバス代も安かったので。微妙なワナにひっかかりましたが、天気もよかったし砲台の見ごたえもあったので、また良い一日がすごせました。

晩御飯はまた恵福東路で。別の食堂でチキン+ライスみたいなものを食べました。普通でした。



翌日はいよいよ旅の最終日。なんだかんだで長かった。もういい加減見たい博物館はなかったのですが、一応広東省博物館があるので、見に行きました。この日も天気がよくポカポカ陽気。
画像
まだ新しい広東省博物館。数年前に広州で陸上のアジア大会があったので、この辺一帯のビルは全部新しい。

画像
お、おら、こんなでっげぇビルはじめでみるだぁ。うそ。

画像
博物館の中もピカピカのシャレオツ。どっかの省博とは大違いだ。

展示は自然史関係が気合入ってました。ぼくの地元の「いのちのたび博物館」をもうちょっと大きくした感じでした。
画像
くじらだぜ!
画像
ダイナソーだぜ!

ほかにも広東省の民俗文化関係とか。
画像
月餅に模様をつける道具など。

画像
レトロなやつら。

画像
抗日戦の時に日本軍から奪取した戦利品なんかも。



昼食は博物館から少し移動して、適当なレストランに入ったんですが、ここも良かった。ここで食ったチャーハンはぼくの今まで食った中で最高峰のチャーハンでした。高田馬場の一番飯店のチャーハンを超えました。
画像
まさにザ・チャーハン。チャーハン・オブ・チャーハン。キング・オブ・チャーハン。58元とちょっと高めだったけど、ここでまた「広州、住んでもいいかも」と思いました。

このあとまた各自自由行動。二人でも自由行動ですけど。ぼくはなぜかポッと思いつきで「よし、ケータイ換えよう」とか言い出し、レストランの近くの電脳城でレノボのスマホを買いました。780元でした。久々に高額の買い物でした。しかも広州で。訳がわかりません。ノキアの安物から突然スマホになったので、未だに慣れてません。まあいいや。


晩御飯は再び例のワンタンメン。2日前とは別のワンタンメンにしたのですが、やっぱりうまかった。次広州来た時も必ず食べにこよう。


最後にホテルで珠江ビール。うまし。
画像




翌朝は、朝も早よから小林氏が北京へ帰宅。ぼくも午前中の便で成都へ。若干疲れ気味でしたが、充実した旅でした。

帰ったらすぐ新学期。授業がワサッと増えましたが、前学期がヒマすぎたのでちょうどいいくらいです。



そんなところで、くだらない旅日記終了です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
完読しました〜
旅行も記事もお疲れ様でした。^^
chicca
2013/03/20 00:02
読んでいただいてありがとうございます^^
疲れましたが、中々いい旅でした。
ムロヤ
2013/03/20 11:15
お疲れ様でした。またいつか富永先生にはお会いしたいですね。
写真の送付をよろしくお願いします。
yupi
2013/03/22 03:09
毎日四川テレビを見続けていれば、いつかまた富永先生にお会いできる日がくると信じています。
そろそろ写真を送りつけます。おまけ付きで。
ムロヤ
2013/03/22 10:22

コメントする help

ニックネーム
本 文
春節休みのおっさん二人旅・その4〜広州編後半〜。 四川まみれの覚え書き/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる