四川まみれの覚え書き

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zoom RSS 2012年夏の四姑娘山群登山―双橋溝〜帰宅編。

<<   作成日時 : 2012/10/02 06:41   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4

えー、今夏の山記録はこれで最後です。今回はいっぱいあったなぁ。


ということで、小溝から下りてきて王さんの宿を拠点に休養・偵察(にならなかったけど)・散歩のノンビリ紀行をどうぞ。


8月20日。この日は天気を問わず、なにがなんでもの休養日。気のきいたことに、天気は晴れてくれました。でも休養日なので丸一日動かず。
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宿の二階で干し物。気持ちいい!

あとは部屋で寝たり本を読んだり、心ゆくまでダラダラ過ごしました。


21日。朝から曇り。この日は、王さん弟の娘さんの結婚式ということで、付き合いの長い我々を代表して大内さんが出席。

残った米澤さんとぼく・姜さんは大陰溝という陰気な名前の谷へ偵察に行きました。最初からガスっているので、全く期待もしてなかったしヤル気もゼロだったのですが、宿の人たちはみんな結婚式に行って誰もいなくなっちゃうので、こっちも出撃せざるを得ませんでした。

案内は近所に住む周さん。この人も我々とは長い付き合いで安心。しかも大陰溝は周さんの牛の放牧場でもあるそうなので、ガイドには持ってこいです。

小溝よりずっと下流で、宿からそう遠くない入山地点まで車で送ってもらい、牧場を突き進んでいるうちから、雨が降り始めました。
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しかし、宿には誰もいないので引き返すこともできず。この時点でもう都江堰に帰りたいモード。

しかも登りは急登。ずっと急登。そしてヒルもいる、という踏んだり蹴ったりな状況でした。よくがんばったなぁ。
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急斜面を登っていく周さんの牛たち。放牧場の入り口には木の柵がかけてあり、それを越えて泥と牛の糞でドロドログチャグチャになった斜面を登っていくわけです。ヤル気、ゼロからマイナスへ。

周さんが木の枝で杖を作ってくれ、それにすがりながらエッチラオッチラ登ること2時間半。周さんの飼っている牛たちがモーモー言ってる高原に出ましたが、天気は相変わらず。どころか、気温が下がってきました。

そして当然のように、雨は雪に変わってしまいました。ああもう寒い!ヤル気、マイナスからどん底へ。そして何より、偵察に来たのに岩が見えないのが悔しい。

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どんより。このときの我々の心の中もこんな感じ。

米澤さんとぼくは、「もうこれ以上行っても意味ないから下りましょうよ」と訴えたのですが、周さんは「雪はもうすぐ止むかもしれないし、ガスも上がるかも」というので、地元の人の意見だし大人しくついて行きました。が、結局天気は回復せず。

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この奥に、我々が偵察する予定だった岩峰があるということですが…。そんなこといわれてもねぇ。

せっかく来たのに、というかはじめっからもう偵察にならないのは分かってはいましたが、わずかな望みもないまま下る、というのは腹立たしいことです。が、もう仕方ない。天気にだけはどんなにがんばっても勝てません。寒さにふるえながら、今頃大内さんは結婚式の豪勢なメシを楽しんでるに違いない、と思うと、さらにまたテンションが低下。しばらく寒さにふるえたあと、もういいやってことでとっとと下山。

下の牧場でサクランボを採って食いまくりました。
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おっさん4人が夢中でサクランボを食い散らかすの図。この辺に住む熊も食べにくるんだとか。


牧場からは、宿まで歩いて帰りました。


宿に帰ると、大内さんが部屋で寝てました。結婚式の様子を聞くと、ただ単に普段よりちょっと良いメシを食っただけで、スピーチとか歌とかもなく、それどころか新郎新婦も会場に姿を見せず、というただのお食事会みたいな感じだったそうで、張り切って行った割に随分つまんなかったようでした。それでも山で雪に降られるよりマシよ。


翌22日、朝起きたら山は真っ白。山の秋が本格的に始まっていました。これではもう偵察もできません。

でも、まだ成都から李慶さんが戻って来てないので、我々もまだ帰れない状態。この日はとりあえず、双橋溝の車道の行き止まり、紅杉林まで車で送ってもらい、そこからポタラ峰の下まで車道を歩いて散策、ということになりました。

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紅杉林にあるお土産屋。そのうちの一つは知り合いの楊さんのお店。楊さんは知り合いというか、大内さんの家族のような関係(細かい話は割愛。めんどくさいから)。
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お店で売ってる乾燥キノコ。ここの人たちはキノコ全般を指して「マツタケ」と呼んで売っています。日本人が来たときにあんまり「松茸、松茸」言うものだから、それで覚えたようです。実際、我々が小溝で食べた松茸も売ってますけどね。でも「出口日本(日本に輸出してるゼ)」「假一賠十(偽物があったら十倍で賠償するゼ)」は、大胆すぎですよね。帰りにお土産でたくさんもらいました。商売大丈夫なのかなぁ。

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お土産屋の向かいに見えるはずのアピ山も、ガスっててこの通り。下の方まで雪がついてますね。

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お土産屋の裏にそびえる牛心山もガスの中。こちらはぼくは2009年に登りました。けっこう色んな人がルートを開いています。

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少し下って、別の角度から。だいぶガスが上がってますが、完全には晴れず。

あとはもう、どうせ山は見えないので、花の写真など撮りながらテクテク散策。
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例によって名前は忘れました。
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これもね。
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クレマチス。
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放牧のヤク。

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テクテク。


ポタラ峰の下の屋台で、休憩&車待ち。
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その間串焼きとビールをいただく。ヤク・羊・キノコ・ジャガイモなどをおいしくいただきました。ちなみに屋台のおばちゃんは、王さんの宿の向かいに住んでる楊(紅杉林の楊さんとは別)のお姉さんで、ぼくの顔を覚えてました。「あんた24歳でしょ」とか言われましたが、残念ながら今年で34です。ざまーみろ。


しばらくしてから、迎えにきてくれた王さんの車で宿へ。今回の行動はこれですべて終了。


夜の9時ごろ、李慶さんが到着。翌日は都江堰に下りることに決定。最短の巴朗山経由の道が行けるので、ゆっくり出ても大丈夫とのこと。

23日は、予定通り下界へ。荷物を整理したりダラダラ過ごして、昼過ぎに出発。
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食糧とかはけっこう減ったはずなのに、やっぱり荷台はパンパン。

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王さん兄弟と。今年もお世話になりました。たぶんまた来年も来ます。

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巴朗山の峠。変なパンダたちから「また来てね!」と言われなきゃいけない難関。でもないですが、ここが小金県と汶川県の県境。

2008年の地震のあと、まだまだ工事をしている部分も多く、道はけっこうガタガタでした。臥龍のパンダセンターもまだ閉まったまま。最近ユネスコから文句がきたらしく、慌てて工事を進めているところなんだそうです。


そしてついに、下界。6時ごろ都江堰の街に到着。
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途中、橋頭飯店という食堂で晩御飯。久々の下界メシ。うまし。

24日・25日は、大内さんと米澤さんが都江堰のうちに宿泊。学校のクライミングウォールのルート作りを手伝ってもらったり、買い物をしたりして過ごしました。


そして26日にお二人を成都双流空港にてお見送り。長かった山旅も、ようやくゴールです。
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空港の国際線カウンターで、預け荷物の検査に引っかかり中身を全部ブチまける大内さん。結局なにが引っかかったのかよく分かりませんでしたが、無事飛行機に乗ることができました。


このあとは李慶さん・姜さんと「花・遍地」にてプチ打ち上げ。前の晩にみんなで打ち上げはしましたが、今度は現地組のみで。またキリンビールをおいしくいただきました。

ほろ酔い気分で充実感に満たされつつ、また都江堰に帰ってきました。



今年の山の記録は、これでおしまい。がんばって読んでいただいて、ありがとうございました!

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
本当にお疲れ様でした。
私達が暑さでうだってるときに、寒さに震えてたんですね〜
chicca
2012/10/03 21:21
ありがとうございます。
8月に雪に降られるって、変な感じですね。泣きそうでした。
ムロヤ
2012/10/04 01:39
あのあと、雪でしたか。お疲れ様でした。先週、東京で大内さんとお寿司の会がやっと実現しました。
N
2012/11/10 10:27
おひさしぶりです!
お寿司の会、ようやく実現しましたか。ご一緒できなくて残念ですが、また機会があれば是非!
ムロヤ
2012/11/11 14:18

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