四川まみれの覚え書き

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zoom RSS 2011年夏の四姑娘山群登山―アレコレ編。

<<   作成日時 : 2011/09/22 22:29   >>

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さて、おまけ編です。登攀以外にも山をしっかりたっぷり楽しんでます。


まずは成都にて出発準備中。毎年のように車の荷台はギッチギチです。いわゆる「テトリス状態」ですな。きっちり詰めたからといって消えるわけではないのですが。ちなみに座席の足元もギチギチ。毎度のことながら、入山前にエコノミー症候群になりそうです。
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今年は(も?)巴朗山経由の道が土砂崩れで壊滅的打撃を受けていたため、遠回りの夾金山経由のルートで小金県へ。写真は夾金山の峠の手前。
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晴れてたので、高度順化を兼ねて1時間ばかり撮影タイム。ぼくはかなり上の方まで歩いて登ったんですが、これが効いたせいか、今回の山行では全く高度障害が出ませんでした。

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↑お花さんの写真を撮る、通訳兼コック兼ベースキャンプの主、姜峰氏。ただの酒好きのおっさんと思われがちですが、実は本職の写真家であることを知ってるメンバーは、けっこう少ない。日本の写真学校を首席で卒業したという自慢話を、今まで10回くらい聞かされました。

遠回りだけど、天気が良いとスムーズに進むので、明るいうちに双橋溝のゲートに到着。ここでまず1人200元くらいの入場料(というのかな)をふんだくられます。貧乏な山屋には厳しい仕打ちですが、この難関をクリアしなければ山にはいれないので、グッとこらえましょう。
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んで、ゲートを突破して(まあ普通に通って行くんだけど)しばらく行くと王さんの宿・双橋溝渡暇村に到着。最近はもう「また来たよ」というより「ただいま」って気分になります。部屋に荷物を運んで山のルートなんかを確認したあと、夕食。なぜか火鍋。でもやっぱ、火鍋はいいよなぁ。
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翌日小溝に偵察に入ったことは前の記事に書きましたが、この谷の入り口には王さんのお兄さんがやってる牧場があり、牛やら羊やらが思い思いにモーとかメーとか言いあってて、非常にのどか。そんな牧場の片隅にあるお兄さん夫婦の小屋に、お邪魔してきました。パンとかヨーグルトをいただきました。
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この谷に限らず、山間部に住むチベット族はほとんどが半農半牧で、基本的に米以外はほぼ自給自足の生活を送っています。狭い土地に畑を作り牛豚鶏羊などを飼い、山で山菜やキノコを採り、山の上の方ではヤクを放牧し、というのが彼らの生活。漢方薬の材料として薬草を採る仕事も、彼らにとっては大事な収入源です。双橋溝は一応観光地なので、お土産やおやつの屋台もありますが、それは少数。

山で生活し一生を終える彼らは、日本からやってくる山屋なんか比べ物にならないくらい体力がある。ぼくらが空身でゼーゼー言いながら登ってるところを、ぼくらのザックやベースで必要なテントや食料なんかを背負ってヒョイヒョイ登って行くのです。ヒマラヤのシェルパ族なんかもそうなんでしょう。もちろん、常に標高3000m以上の高地で生きてる人たちとぼくらを比べるのは理不尽な話ではありますが、彼らの身体的ポテンシャルはぼくらの目から見れば超人的なわけです。やたらと目が良いのもド近眼のぼくからしたら超人的。

ただ、彼らもだいたい60歳過ぎれば山仕事を引退し、牧場や畑の仕事だけをやるそうです。王さんのお兄さんも60過ぎて弟たちから山に入るのを止められ、牧場を担当することになったとのこと。山仕事で生きてきた人にとっては、山に入れなくなるのは寂しい限りでしょうが、年とともに体が衰えてくる人を山に入れるわけにはいきませんもんね。
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まぁ、うちの大内さんや米澤さんは66歳でガシガシ登ってますけどね。70までがんばるんだとか。地元の人たちはあきれ返ってることでしょう。


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↑いつも荷上げ・道案内でついてきてくれる王さんの弟こと王金富さん。一言でいうと山のスペシャリスト。双橋溝の山のことで知らないことは何もない(たぶん)。天気予報の的中率は100%。彼にかかればアルピニストなんて単なる遊び人。人柄も良く、よく気が付く人なので、大内隊からは最も信頼されています。

ベースキャンプから下りる前。王さんと二人で下山。ザックと籠を交換して歩きました。
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↑小溝から双橋溝のメイン車道に下りてからは、王さんのバイクで宿まで。たまに来る観光客向けの屋台では、羊肉やジャガイモをバーベキューにして売っています。「アンタも何か買ってけ」って言われたけど、ザックから財布を取り出すのが面倒だったので、「金がない」って言ったら羊の串を5本もくれました。よほど客がこないんでしょうか。しかしまったく、世の中良い人だらけだぜ。

↓屋台のおばちゃんたちは、あまりにも暇なのでオシャベリしながら手縫いの靴底を作成中。ほんとに客こないんだなぁ。
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このあと、ザック背負ったままバイクの後ろに乗る、という結構キンチョーする(ウッカリすると後ろにもってかれそうになる)状態で突っ走ること約20分。王さんの宿に到着。今回は1週間ほどしか山にいられませんでしたが、充実の山行でした。体調も申し分なかったしね。

↓王さん家にて「フットバス」。いっぱい歩いたあとは超キモチイ。隣りの靴は、地元の人たちが愛用しているもので、王さん弟にサイズを言って買ってきてもらいました。濡れた岩の上でも滑りにくく、軽くて乾きやすいので、山歩きには持って来いです。裏のゴムもそんなに分厚くないので、足裏感覚が良いのもマル。
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そんな感じで、バタバタと振り返ってみました。花と動物は結構多かったので、次回。

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コメント(2件)

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中国はいい人たくさんいますよねぇ。北京ですら結構いますもん。
buchanology
2011/09/23 00:35
香港映画に出てくるような悪人とか、ちょっと期待してたけど全然いないね。
ムロヤ
2011/09/23 11:21

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