四川まみれの覚え書き

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zoom RSS 柏灌王墓。

<<   作成日時 : 2011/06/12 22:24   >>

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忘れてしまわないうちに、柏灌(ハクカン)王墓のほうも。


揚雄墓を参拝したあと、再び彭温路に戻って温江方面へ向かいます。しばらく行くと、温江区寿安郷。ここから生態大道という変な名前の道を東南へ。基本的に、次の角まで真っ直ぐ、という感じなので迷わず進みます。途中に「根彫」、木の根っこを彫刻する店があって、ボンヤリ眺めたり。

この通りの西側に火星村という村があって、そこに魚鳧(ギョフ)墓があるはずなんですが、どこから入っていくのか全く分からず、結局柏灌王墓に先に行くことにしたのです。柏灌王墓も手こずったけど。

生態大道に入ってから15〜20分くらい漕いだところで、長青村に向かって左折。途中にサイクリングコースの観光案内板があって、その地図をみてたら、なんと魚鳧墓や柏灌王墓も載っていました。
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マニアックなくせに、意外と大事にされてるじゃないか、と感心しつつ地図通りに進んでいくも、分からず。それもそのはず、ぼくはサイクリングコースをグルグル探していたんですが、肝心の柏灌王墓はサイクリングコースから外れたところにあったからです。地図には、さもサイクリングコースの途中にあるよ、みたいに書かれているので、まさかその外側にあろうとは。

いいかげんフトモモがプルプルしだしたのを気合で押さえつつ、30分以上その周辺をぐるぐる廻って、思い切って長黄路という車道に出てみたら、途中の角で半分剥がれた看板を発見。

その看板からほどなく進むと、右手に曲がる道があるはずなんですが、どうみても整備されてない畑道しかありません。あんな観光案内版に載ってるんだから、ちゃんとした道があるはずだ、という思いこみを捨て切れなかったぼくの負けです。じつはその畑(というか林みたい)の中の道が正解でした。これも最初素通りしたおかげで、行かなくてもいいデコボコ道まで突っ込んで、バカな思いをしました。


で、行きすぎてしまったデコボコ道から戻ってきて、くだんの畑道に突撃したら、すぐありました。
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これも揚雄墓と同じく、ただの標識です。目を凝らしてよく見ると、標識の左側に細い山道みたいな小路があり、そこを入って苔むした敷石をすこしあがると、墓碑(なのか?)がありました。ここも土饅頭のようにコンモリしてます。
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欝蒼と茂る林の中に、忘れ去られたように1985年製の看板が突っ立ってました。観光案内にまで出してるのに、この冷遇ぶり。まぁ、整備したところでこんな実在したかどうかも怪しいマニアックな王様の墓なんか、見に来る人いないどろうけどさ。

さすがにこれはあんまりだよ。




漢人が支配する前の四川には、三星堆遺跡で有名な古代蜀王国(あるいは蜀文明)があったそうです。

『蜀王本紀』や『華陽国志』なんかによると、古代蜀王国で最初に登場する王様は蠶叢(サンソウ)。その次が柏灌、そのあとが魚鳧。蠶叢と魚鳧は、多少事跡が記されているものの、柏灌はとくになし。

とくになしの人の墓がなんであるのかは分かりませんが、昔からそうだと言われてきたんでしょうね。


彼らは成都平原(つまりこのへん)に来る前は、さらに西の汶川あたりにいた人たちだと言われています。時間をかけて少しづつ、山を越えて成都平原に下りてきたんでしょうね。各々数百歳生きたとか、代が何千年も続いたとか、アホみたいに誇張されてますが、後世の人たちが自分たちの祖先の事跡を誇張して言い伝えるというのは世界中どこでもあることです。日本の神武天皇東征伝説も似たような感じですね。

こういう神話伝説のたぐいを残していくのも大事ですが、古代蜀王国の文化を知るには三星堆遺跡や金沙遺跡の博物館に行って発掘された文物を見るのが一番ですね。

温江区には、魚鳧墓のほかにもう一つ、魚鳧城遺跡というのがあります。そこからも三星堆や金沙と近い年代の文物が発掘されているようで、次は魚鳧墓とこの遺跡を見に行ってみようと思います。近いうちに。

魚鳧城遺跡の近くには、あの偽ガンダムで有名な国色天郷楽園があるので、こちらもついでにブッ込んでみたいと思います。近いうちに。

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魚鳧王墓。
昨日、古代四川の伝説上の王、魚鳧王の墓を見に行ってきました。 ...続きを見る
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2012/05/27 14:39

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